糖尿病内科編よくある質問
- 糖尿病かどうかは、どんな検査で分かりますか?
- 血液検査で血糖値やHbA1c(過去1〜2ヶ月の平均血糖値)を測定し、糖尿病かどうか診断します。場合によっては、糖負荷試験を行うこともあります。
- 糖尿病になると、どんな症状が出ますか?
- 初期の糖尿病は無症状のことが多いですが、進行すると「喉が渇く」「尿の回数が増える」「体重が減る」「疲れやすい」などの症状が出ることがあります。
- 糖尿病は治りますか?
- 現時点では完全に治すことは難しいですが、食事療法・運動・薬物療法を適切に行うことで血糖値をコントロールし、合併症を防ぐことができます。
- 血糖値を下げるためには、どんな食事をすればいいですか?
- 糖質を適量に抑え、バランスの良い食事を心がけることが大切です。食物繊維を多く含む野菜やたんぱく質をしっかり摂ることが血糖値の安定に役立ちます。
- 運動はどのくらいしたほうがいいですか?
- ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分程度、週に4〜5日行うのが理想的です。無理のない範囲で継続することが重要です。
- 糖尿病は遺伝しますか
- 糖尿病は遺伝的な要因もありますが、生活習慣の影響が大きい病気です。家族に糖尿病の方がいる場合は、バランスの良い食事や運動習慣を意識することが予防につながります。
- 糖尿病になると、どんな合併症が起こりますか?
- 放置すると、網膜症(視力低下)、腎症(腎不全)、神経障害(しびれや痛み)、動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)などの合併症が進行する可能性があります。定期的な検査と適切な治療が大切です。
- どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
- 糖尿病の状態によりますが、一般的には1〜3ヶ月に1回の受診が推奨されます。血糖コントロールが不安定な場合は、月1回以上の受診が必要になることもあります。
- 血糖値が正常なら、薬をやめてもいいですか?
- 自己判断で薬をやめるのは危険です。血糖値が正常でも、薬の効果で安定している場合があります。主治医と相談しながら治療方針を決めましょう。
- インスリン注射は一生続けなければなりませんか?
- 2型糖尿病の場合、生活習慣の改善や体重管理でインスリンを減らしたり、中止できることもあります。ただし、1型糖尿病ではインスリン注射が必要不可欠です。
当院は糖尿病内科専門医の診察日を設けています。お気軽にお問い合わせください
- 低血糖になったら、どうすればいいですか?
- 冷や汗やふらつきがある場合は、ブドウ糖やジュースなど速やかに吸収される糖分を摂りましょう。症状が続く場合や意識がもうろうとする場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 糖尿病でも甘いものを食べてもいいですか?
- 食べる量を調整すれば大丈夫とされています。食事のバランスを考え、適量を守ることが大切です。血糖値が急上昇しないよう、「食事のタイミング」や「食べる順番」にも気をつけましょう。
- 糖尿病でもアルコールは飲めますか?
- 適量なら飲めますが、飲みすぎは血糖コントロールを悪化させる可能性があります。特に空腹時の飲酒は低血糖を引き起こすことがあるため、注意が必要です。
- 糖尿病でも仕事を続けられますか?
- はい、多くの方が糖尿病と向き合いながら仕事を続けています。ただし、夜勤やストレスが多い仕事では血糖管理が難しくなることもあるので、主治医と相談しながら働き方を調整するとよいとされています。