弱視について
弱視とは、視力の発達が不十分で眼鏡などで矯正しても視力が出ない状態を言います。
発達の途中、強い遠視や乱視または斜視などの視力の発達を妨げるものがあると弱視になります。裸眼視力が0.1であっても眼鏡などで矯正して、1.0の視力がでれば弱視ではありません。
視力検査 | ランドルト環を使用し、どこまで見えるかを確認します |
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屈折検査 | 遠視・近視・乱視の度数を測定します |
眼底検査 | 網膜や神経に病気がないか検査します |
眼位・眼球運動検査 | 斜視の有無を検査します |
両眼視機能検査 | 両眼を使って脳でものを一つに見る働きがどれくらい発達しているのかを検査します |
基本は遠視・乱視を矯正する眼鏡を常時かけることです。
眼鏡で矯正した状態で網膜にきちんとピントを合わせ、鮮明な像を脳の視覚中枢に送ることで視機能の発達を促していきます。
また、片方の目のみが特に視力が悪い場合には、良い方の眼をアイパッチと呼ばれる大きな絆創膏(ばんそうこう)のようなもので隠し、悪い方の眼の発達を促します。
弱視治療は病院だけではなく、ご家庭でもずっと行わなければ意味がありません。
1日や2日では治りませんので、根気強く行っていくことが肝心です。