診療案内【呼吸器内科】

気管支喘息

気管支喘息は主にアレルギーによって気道(口から肺までの空気の通り道)が狭くなる病気です。
しつこい(長い期間)炎症が起こることにより気道が狭くなっているところに、急激な刺激を受けるとさらに気道は狭くなります。
これを増悪(発作)といい、呼吸の状態は非常に悪くなります。
そのため気管支喘息の治療は、慢性的な炎症を起こさせないことと、増悪から素早く解放することの両方を満たす必要があります。
主な症状は息切れ・咳・喘鳴(ぜんめい:ゼーゼー、ヒューヒューなどの音がすること)などです。
必要に応じて、呼吸機能検査や気道可逆性試験、呼気一酸化窒素濃度(FeNO)検査などを行って診断します。
治療には増悪を起こしにくくする治療と増悪を和らげる治療があります。


慢性咳嗽(まんせいがいそう)

慢性咳嗽とは、2か月以上咳が持続する状態のことです。
咳は、持続する期間によって主に3つに分類されます。
咳が出るようになってから3週間未満持続する状態を「急性咳嗽(きゅうせいがいそう)」
3週間〜2か月持続する状態を「遷延性咳嗽(せんえんせいがいそう)」
2か月以上持続する状態を「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼びます。
咳は患者様が受診する中でも訴えが多い内の一つです。
咳をすると体力が奪われ、寝つきが悪くなったり、仕事中にも影響するなど、生活の質が著しく低下します。
また、結核菌などの感染症を周囲に広げる要因になることもあります。

(COPD)慢性閉塞性肺疾患

COPDとは「肺気腫」「気管支炎/細気管支炎」を併せた総称のことで、たばこの煙や大気汚染物質など有害物質を長期間吸い続けることで生じる肺の炎症性疾患をいいます。
空気の通り道である気管支やその先にある肺胞に炎症があり、ゆっくり壊れてしまった結果、肺機能が低下する病気です。
肺胞破壊による肺気腫と細気管支などの炎症によって末梢(まっしょう)気道が狭くなることの2通りの病変によって起こります。
  ・肺胞の破壊(肺気腫):炎症が続くことで肺胞が破壊され、肺胞の弾性力が低下する。
  ・末梢気道の異常:気道に炎症が起こり、気道の壁が硬くなる、分泌物がたまる。
COPDは完治することはありませんが、禁煙や薬物治療によって病気の進行を抑えたり、症状を緩和したりすることができます。

間質性肺炎

間質性肺炎とは、肺の間質を中心に炎症が起こる病気の総称です。
肺胞は大きく実質と間質に分けられ、肺胞の中を実質、肺胞の壁や周囲の組織を間質といい、この間質に炎症が起こる病気が間質性肺炎です。
間質性肺炎では、炎症によって徐々に肺胞壁が厚く硬くなります(線維化する)。
線維化すると肺が大きく膨らまなくなるため、息苦しさを感じたり咳が出たりし、病気が進行すると呼吸不全になることもあります。
間質性肺炎には原因や病態に応じてさまざまな種類がありますが、特に多い「特発性肺線維症」は50歳以上の男性に多いとされています。

気管支拡張症

気管支拡張症は、気管支が拡がり元に戻らない病気で、男性よりも女性に多いとされています。
生まれつきの場合と繰り返しの感染・炎症により発症する場合があり、朝に痰を伴う咳が出ることが特徴です。
気管支拡張症は先天的(遺伝的)なものと後天的な要因があります。
幼少期に重い肺炎や百日咳にかかったことで肺に負担をかけ、発症につながることもあります。
気管支が拡張することで細菌やカビの増殖が促され、炎症やさらなる気管支拡張を引き起こすことが原因です。
また、気管支繊毛運動(きかんしせんもううんどう)の機能異常も原因のひとつです。
繊毛は、気管支の内側にある微細な毛で、呼吸によって肺に入ったほこりや異物、細菌などを体外へ運び出す役割があります。
繊毛が正常に機能しないと、異物や病原体が肺に留まりやすくなり、気道感染を繰り返すことでさらに気管支拡張症を引き起こす原因になります。
その他、結核やリウマチなどの既往歴がある方、呼吸器が弱っている方、免疫力が低下している方も気管支拡張症のリスクが高いと考えられています。

非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌症は、非結核性抗酸菌と呼ばれる菌が肺に住み着いてしまう病気です。
一度肺に菌が定着してしまうと完全に排除するのは難しく、治療期間も年単位になることが多くあります。
「非結核性抗酸菌」というのは長い名称なので、英語での「NonTuberculous Mycobacteria」の頭文字をとって「NTM」と呼ばれることもあります。

慢性呼吸不全(在宅酸素療法・NPPV療法)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺結核の後遺症、間質性肺炎では慢性的な低酸素血症(動脈血中の酸素分圧が低下する状態)がおこる場合があります。
この状態を"慢性呼吸不全"と呼びます。
低酸素血症が続くと肺の血管が収縮し、心臓に慢性的な負担がかかり心不全の原因となります。
このような場合、症状(呼吸困難)の軽減、QOLの向上、生命予後の改善のため、長期酸素吸入療法を継続する必要性が生じます。

息切れ


肺炎


気管支炎


睡眠時無呼吸症候群

その他呼吸器疾患・呼吸器感染症(かぜ症候群・新型コロナウイルス感染症)全般

(自費診療)

女性下部尿路症状の主な治療法
  • 漢方薬
  • 女性ホルモン補充療法(HRT)
  • β3作動薬(ベニタス、ベオーバ)
  • ボツリヌストキシン膀胱内注入療法

以上全て保険診療で治療可能です。

上記に症状以外にも、泌尿器症状、性感染症全般について診療致します。お気軽にお問い合わせください。



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泉佐野おかざきクリニック/眼科・泌尿器科・糖尿病内科

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